当協会・中核充填所委員会は11月1日から14日にかけて、令和6年度兵庫県中核充填所防災訓練を播磨エナジック㈱(姫路市)、㈱ミツワ丹波支店(丹波市)、伊丹産業㈱津名支店(淡路市)、㈱ミツワ(川西市)の4事業所において実施しました。
中核充填所は、LPガスの充填所のうち、災害発生時でも自立して稼働等ができる設備を有し、地域の充填所の核となるような施設で、石油備蓄法で位置づけられています。
この訓練は、同法の災害時石油ガス供給連携計画に基づく通報訓練と連動して行われるもので、地震等大規模災害が発生した場合に備え、被災地域においてLPガスを安定的に供給できる体制の整備、運用をすること、ならびに災害時石油ガス供給連携計画に基づく県内の防災体制の強化を図り、かつ防災訓練を実施することにより、中核充填所の機能と役割を確認することで一層の防災体制の確立を図ることを目的としているものです。
訓練は、「県内を震源地とする最大震度6強を観測する地震が発生し、家屋の倒壊や火災、各種ライフライン設備の破損、幹線道路の寸断、自治体が指定していた避難所の被災が発生している」との想定のもと、LPガス非常用発電機の稼働訓練、衛星電話を用いた通信訓練、LPガス車とLPガス容器への充填訓練、避難所への緊急物資輸送と復旧訓練などを実施しました。