2024年5月13日(月)、兵庫県LPガス協会は、「取引の適正化・料金の透明化に関する制度改正」についての説明会を、兵庫県中央労働センター大ホールにおいて開催しました。
この制度改正は、4月2日に液石法に関する省令改正として公布されたもので、経済産業省が、かねてより液化石油ガス流通ワーキンググループにおいて検討を進めてきた内容に基づき、LPガスの商慣行の是正に向けた取組として行われました。
従前から、当協会でもLPガスの取引の適正化・料金の透明化に取り組んできたところであるが、
全国的に見た場合、LPガスの販売事業において、一部の事業者による、いわゆる無償貸与、貸付配管が行われてきたことを背景として、LPガスの消費者が不利益を被っている現状が見られるという問題点があり、これらを是正するため、制度改正にあたっては、経済産業省だけでなく、集合住宅や不動産オーナー等を所管する国土交通省、消費者行政に関係する消費者庁や公正取引委員会等もワーキンググループにオブザーバー参加のうえ、幅広く検討が進められてきました。
説明会では、国のワーキンググループにオブザーバーとして参加していた(一社)全国LPガス協会専務理事の村田光司氏が講師を務め、国の資料をもとに「LPガスの商慣行是正に向けた対応方針」と題して説明がありました。 今回の改正は、一部が7月からの施行に向けて、国においてガイドラインの整備が進められているところですが、改正の内容が多岐にわたり複雑であることに加え、違反した場合には罰則等が適用されることから、当協会の会員事業所の関心も高く、説明会には235名の参加がありました。