LPガスの基礎知識

◆LPガスとは?

 LPガスは、液化石油ガス(Liquefied Petroleum Gas)の頭文字をとったもので、常温の状態では気体の石油ガスを圧縮して液化したものです。
 その成分はプロパンやブタンなどの炭化水素ですが、家庭用に供給されているLPガスはプロパンが主成分なので、一般にプロパンガスと呼ばれています。


◆LPガスの性質

  1. 空気より重い
    LPガスは、空気よりも重く、万が一、空気と混じると低いところに集まります。(LPガスは空気の約1.5倍の重さです。)
  2. ニオイをつけてあります
    LPガスそのものは無味無臭ですが、漏れた時にすぐに分かるようにニオイをつけてあります。
  3. クリーンなガスです
    LPガスそのものは、人体に有害な一酸化炭素(CO)などを含まないクリーンなガスです。
  4. 気化しやすく、液化しやすい
    LPガスは、常温の状態では気体ですが、冷却したり圧力をかけると簡単に液化します。
    液体のLPガスが気化すると、その体積は250倍になります。
  5. LPガスの燃焼範囲
    LPガスは、空気中に1.8%~9.5%混じった時、火をつけると燃え出します。これ以上でもこれ以下でも燃えません。