当協会製造委員会は11月22日、令和5年度LPガス充てん所保安講習会を開催しました。
この講習会は毎年、保安活動促進週間の関連行事として充てん所の保安係員向けに実施するもので、今回の講習会は72名が出席しました。
冒頭、橋本雅彦製造委員長が挨拶に立たれ、常日頃からのLPガス保安への取組について謝意を述べ、以下のように続けた。
「我々は、絶えず、地道に、かつ確実に保安対策を実施して、高圧ガス災害の絶無を目指さなければならない。
昨年の東名高速豊田ジャンクションでの爆発事故を受け、今年2月には容器積載方法を定めた例示基準の見直しがなされた。 我々の業務に関する保安対策については、様々な法令、規則、省令、基準によって定められており、これらを厳密に守って保安に努めることが作業に従事する者の責任である。利便性が高く、身近で幅広く使用されるLPガスだからこそ、万が一事故が発生すると人的、物的に甚大な被害が及ぶということを我々事業従事者は忘れてはならない。
出席者の皆様においては、常に保安、防災意識を持ち、日々の業務に気を引き締めてあたることで、LPガス製造事業に関する事故が起こらないように努めていただきたい。
講習会ではまず、兵庫県危機管理部消防保安課 産業保安班長 藤原晴彦氏により、『高圧ガス保安法と事故事例等』と題して、最近の主な法令改正、立入検査での主な指導事項、良好事例、昨年度の全国・県内の高圧ガス関連事故について詳細な解説をいただきました。
続いて、伊丹産業検査㈱ 代表取締役社長 小西康宏氏により『製造設備保安管理の現場力強化』と題して、作業現場における安全管理組織の運用や、ヒューマンエラー防止に向けた事例を用いた原因とその対策についての解説をいただきました。
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